よりよい画面とは?
一般的なガイドラインは設けられているかも知れません。
が、正しいものは存在しないと思っています。
対象目的によって正解(あるべき姿)は変わってくると思います。
・B2CとB2B向け
・社内限定利用(業務系など)か一般公開用(B2B向けの専用発注システムなど)
など、目的用途によって様々だと思います。

広く不特定者が利用するシステム(特にB2C向け)は使い勝手だけではないです。
目的地までの導線がしっかりしていることは非常に重要な要素だと思います。
当然、見た目も非常に重要な要素だと思います。

一方、
限られた人が利用するシステム(業務系システム、得意先向け発注システムなど)に関しては、
・直観的でわかりやすいこと
・作業していて疲れないこと(作業効率向上)
が特に重要だと思います。

もう少し攻めた言い方で表現すると、
・見た目(綺麗さ)など本当にどうでもよくて
・新人に導入教育が不要であること(直観的)
・マウスのクリック回数、移動量、キーボード入力回数は必要最小限であること
 (作業頻度、1回あたりの作業数、作業の重要性などにより変わってくるが)
が何より重要なことになります。

開発の現場において良くないのは、
目的、用途、リアルな運用の把握せず、一般論的な理想から判断してしまうことです。

先日、ちょっと特殊な業務に関するシステムの開発でチーム内で議論が巻きおこりました。
この案件は特殊な業務でもあり、正論を言われても心にささりませんでした。
こちらも納得したいので、幾つかの極端な例示に対して検討してもらうことしました。
そのうえで当初通りならそれでも良いですし、
変えるならどうするかを報告してくれれば良いので。

画面設計に自信のある人ほど、お客さんの意見に耳を傾けるべきだと思っています。
一般的に正しくても、そのお客さんにとってどうかは別だと思っています。