いよいよ要件定義のフェーズになりました。

要件定義では、まずは顧客へのヒヤリングから始まると思います。
実際にヒヤリングの際に気を付けていることですが、
顧客が話をしてくれた内容は、漏れなくメモしていく必要があります。
その際に、
誰が?
何の目的で?
何をしたいのか?
いつまでに必要か?
は、最低限聞き漏らさないようにします。

できれば、
予算感とか、最低限どこまでできれば良い?
などの情報も聞くことができれば尚良いのですが。

1回で完璧に拾い上げることは難しいので、
チャットなり電話なり、打合せなりで拾い上げていけば良いと思います。
何度かやり取りする方が、顧客の方も印象づき、結果、仕様の共有ができちゃいます。

で、特に注意していたことは、
・『何をしたいのか?』はシステム的な観点では聞かないようにする
・『何の目的で?』というところが抽象的である場合はできるだけ具体的な話まで落とす
ことを意識していたことです。

目的については、問題の解消か?、より効率をあげるのか?、の何れかの方向が多いと思います。
そして、できるだけ具体的な目的を聞き出すこと。

極端な例ですが、『目的は、業務の自動化による効率アップです!』というような話です。
その場合、『何に困っていて、何を解消したいのか?』を具体化していく必要があると思います。
そのためには、業務分析が必要になってくるわけです。
その場合は明確にお客様にお伝えし、要件定義の前フェーズをもうけさせていただくようにします。

一度に全部やろうとすると、しんどいです。(相手するお客様の方も疲れます)
許される限り、色んな切り口で回数を重ねながら深堀していくことが重要かと思います。
ミルフィーユのように、何層も重ねていく感じでしょうか。
あとは、ヒヤリングしたことは、忘れないうちに、なるはやでまとめること。

そして、何より、最も大事なことなのが、まとめた内容について、
必ず1日以上寝かして、もう一度吟味する
ことです。
一旦、頭をクールダウンして冷静になれば、違う視点で見ることができるからです。

この寝かして熟成させることは、お勧めです。