以前に移動会議室として、近鉄特急ひのとりの話を書きました。今度はJR編です。随分と昔の話ですが…
PM代行の業務で、京都から毎週長野県に通っていた時のことです。
当時は、大阪から長野まで特急しなのという特急が走っていました。
たしか、京都9時25分に出て、終着長野駅には14時前に到着だったような。
当然、長丁場なので社内でパソコンで仕事は必須でした。
ところがです。この列車、会議室には使えません!
しなの号は、おとなしくしてないと車酔いするからです。

通い始めのころは、物珍しさで木曽の美しい山並みを眺めながらパソコンしていました。
が、何度も通ううちに景色も見慣れ、非日常感が無くなってくると…
車酔いの症状が出て、車中での作業ができなくなってしまいました。
『すみません、今からしなのに乗るので山中を走ります。メールは到着後に確認します』
という予告連絡するようになりました。
『圏外ですか大変ですね?』
『いえ、振り子なので酔うんです。』
『は?』
みたいなかみ合わない会話になってしまいます。
でも、長野の方だと『しなの』で全てをお察しになられます。
お客様とのつかみの会話にも使えたので、そういう意味ではしなの号は便利でした。

大阪発のしなの号もなくなり、今となっては懐かしい話になってしまいました。
そういえば、東海道新幹線も体調悪い時にパソコン仕事するとたまに車酔いします。
で、『新幹線 振り子』で検索してみました。
新幹線にも車体傾斜装置なるもの(振り子の一種らしい)がついているとのこと。
ネット検索は便利なのですが…うーん、検索しなきゃよかった。
それ以来、新幹線でのパソコン仕事にもプレッシャーを感じてます(泣笑)