業務系システムの開発を行う目的は、業務の効率化です。
つまり、行きつくところは人件費の削減になります。
お客様へヒヤリングをしていると、要件定義に躊躇してしまう場面に出くわします。
意外にも、このシチュエーションが多かったりします。
Excelを駆使し、色々と難しいことをして作業フローを構築されている方がおられます。
ある意味、属人化の例だと思います。
過去に聞いた事例では、自己アピール?、とか、生活残業のため?など色んな事例がありました。
もちろん、ご本人がそんなことを言うわけがありません。
改革を推進しているチームの方とか、管理者からなど、色んな経路があります。
このような話を聞かされると、
『はいそうですか。では効率化しましょう。』
とはなかなか言いづらいです。
こういうシチュエーションになった時は、かなり気を使います。
気を使うものの業務効率化のための提案は行わないといけません。
こういった状況に出くわすと、
要件定義という仕事はつくづく難しい(広義な意味で)仕事だと感じてしまいます。
あと、過去にあった変わり種の話として、平たくいうと以下のような感じです。
・現状は、帳票を1Fから3Fの部署へ1日に何度もハンドキャリーする必要がある。
(階段なのでしんどい)
・システム化することで、ハンドキャリーを無くしたい。
たしかにシステム化することで業務効率は大きく改善されます。
が、階段でという話に妙に惹かれてしまいました。
健康面の観点からすれば、絶対に残すべきなんですよね。
システム化するのは勿体ないと思います。
個人的には、ハンドキャリーはゼロにはせずに健康のため、いくばくかが残すべきと。
ただ、口が裂けてもこのような提案はできません。
(でも、冗談交じり的な言い方で健康面のお話はしましたけど)
こういうシチュエーションに出くわした時は、
王道の正解よりも気の利いた提案をしたい!
と、つくづく感じます。