ご支援先の会社で、実装時の品質を少しでも上げていく工夫として、以前からまとめていた心得集をみんなに共有してみました。
実装に関する技術的な話ではなく、完成品の品質をあげるために日頃の留意しておいた方が良い内容が中心のドキュメントです。
資料自体は、少し前に作成していたものです。
今回のご支援先に限った話ではなく、以前からこういう話があったわけです。

作成した目的ですが、いたってシンプルです。
総合テストフェーズでテスト対象となるシステム(β版)の品質が低く、
まだまだ単体テストレベルの確認が必要なレベルであったため、
これを少しでも改善したい。
特に、経験の浅いプログラマーの方々に読んで欲しいという思いからです。

ただ、文字数が多くなってしまうと、
『読む気がしない!』
となるため、
できるだけ文書を簡潔にしたつもりなのですが…

読み返すと、やはり文字数が多い。
ま、一度だけ目を通してもらい、その後は、見出しをチェックシート替わりに活用してもらえれば非常にありがたいと思っています。

いずれも当たり前の話であって、奇抜でも、大それた話でもなくです。
見出しだけ並べるとこうなります。

【品質向上のための留意事項 見出しだけ】
1.どのような作業(設計、実装、テスト)でも、目的や運用用途は必ず確認し、自分なりに消化してから着手しましょう。

2.普段やらないことが仕様になっている場合、本当にこれでいい?って疑ってみることも重要です。

3.検索絞り込みの項目設定と操作方法は本当にこれでいい?
(運用に立ち戻りましょう)

4.バリデーションのチェックはその場で行いましょう。
チェックの仕様が無い場合、本当?と、疑ってみましょう。

5.補助操作アイテムを組み合わせる場合、必ず動作を必ず合わせましょう。
(テキスト入力とスピンボタンの組み合わせ等)

6.ユーザー入力するデータは、必ず正しい場所で正しく表示されているか?その場で確認しましょう。

7.データの依存関係は必ず可視化しておき、挙動が正しいかをその場で確認しましょう。

8.計算ロジックは実装前に必ず仕様書の確認を、実装直後に必ず挙動の確認をしましょう。

それにしても…
みなさんにお伝えできるよう工夫はすれど、
なかなか思うようには伝わらないですね。(;^_^A