製品開発では、開発前の準備段階で画面仕様を調査/整理する場合があります。
旧自社製品はあるが一新したい場合や、競合製品が存在する時など。
IT製品では、ほとんどすべてにおいて既に何等かの競合が存在しています。
全くの新規アイデアというのはほとんど無いと思います。
なので、開発前準備の段階での画面仕様の検討はほぼ行っています。
とはいえ、この段階では、画面仕様というよりは、
オペレーションフロー(サービスフロー)というか、
どのようなサービスの流れで、誰がいつ何のために使っているのか?
の調査と整理が主目的になります。
競合製品のGUIは触ることができない場合が圧倒的に多く、触れる機会があればラッキーです。
(タイミングよく展示会があって、そこに出展でもされているなら超ラッキーかも?)
多くの場合、検索を駆使して説明ページなどで静的な画面から類推するしかありません。
それでも、このフェーズで検討整理することは重要だと思っています。
余力がある場合、モックアップ作成も検討します。
モックアップがあれば、紙芝居風で画面の使い勝手をシミュレーションができます。
ユーザーに紙芝居を見せてご意見徴収なども可能です。
製品を利用するユーザーによっては、見た目(第1印象)も重要な要素になる場合があります。
なかなかモックアップをつくる余力は取れないかもしれませんが、
ポイントになる機能(画面)だけを制作するのでも非常に有効だと思います。
いずれにしても、画面の在り方として、
どのようなポリシーで設計するか?
は、開発の前段階から考えて行く必要があると思っています。
ソフトウェア製品開発6 ~GUIについて~
