色々な案件に関わっていると、横展開という言葉を耳にします。
横展開とは、類似案件のニーズがありそうなので、
・これを基点として差分開発で類似案件に展開していく
・予め製品化しておき一気に市場に展開していく
ことでしょうか。
他にもニーズがありそうな案件と感じた時には、このようなことを考えて(妄想)しまいます。
自社製品があれば何となく安定感(安心感?)があり、思わず製品化を考えてしまいます。
製品化して安定した売上が確保できれば理想ではありますが…
実際にはなかなかうまくはいかない場合が多いと思います。
なので、拙速に製品化(パッケージ化)してしまわない方が良いと思います。
製品化するのであればコストをかけてでも、製品企画のプロセスを踏んだ方が良いと考えます。
どうせ製品化(パッケージ化)のための開発が別途必要になってくるので、
やるのであれば、きちりと手順を踏んで製品化を行うことをお勧めします。
個人的には、最初から製品化を考えるよりも、
まずは、半製品として構築(整理)することを目標にした方が良いと思います。
半製品にしておくことで、
つまり、モジュールとして再利用性を意識した設計をしておけば、
類似案件に対し、差分開発によりスピード感をもって利益率の高い受託案件の開発を行うことができます。
また、時間をかけて製品化を検討することもできると思います。
ソフトウェアは無形のものなので、半製品化はしやすいと思いますし。