要件定義書や基本仕様書を作成しているときなどで、機能外要件の定義にはいつも悩まされます。
項目は明確ですし、それぞれに基づいて整理していけば良いだけです。
ネットで検索しても、参考になるテンプレートもあります。
でも、定義が難しく、悩まされます。
まぁ、機械的にというか、事務的にやればある意味簡単なのですが…

単純に、機能が多ければ多いほど値段があがります。
別にソフトウェアに限ったことではないので、どなたでも何となく実感はできるはずです。
なので、話は早いのです。
一方、機能外要件が開発コストに大きく影響することが、イメージしづらい場合があります。

お客様によっては、性能面やメンテナンスなどに対し、定量的な要求をお持ちの場合があります。
このような場合は、聞かれてることへの回答でもあり、機能外要件の定義がしやすいです。

難しいのは、よくわからないのでお任せ、かつ、予算が限られている場合です。
ご予算にあわせ、スパッと切ってしまうのもなんだか気が引けますし、
だからといって、間尺に合いそうな良い案はもっと難しいです。

こういったシチュエーション、今まで意外に多かったように思います。
このような場合、機能外要件はあえて別項目として記載しません。
制約条件としてお客様と共有しないといけないことだけを、関係する機能要件の説明にちりばめます。

要件定義書や仕様書など、必ずこのように書くべきというものは無いと思います。
と、勝手に解釈し、
状況によっては、遠回しにでも誤解なくお伝えすることを優先しています。