『これ、どう考えてもおかしいでしょ?』
『プログラム的にはバグってないかも知れないけど、常識として、それ変とは思わないですか?』
こんな感じの会話をプログラマー(特に新人)としたことってないでしょうか?
プログラム的にバグでない! でも、リアルではバグでしょ!?
という感じの常識が足りない実装の場合です。
先日、あるサービスの注文機能テストの際に、この類の不具合が出てきました。
注文ボタンを押下した際の挙動に関し、非常識が発見されました。
注文者が一般のお客様であった場合には、丁寧な返しが求められると思います。
例えば、注文ボタンを押下すると、
『ご注文承りました。メールにてご注文内容を記載しています。お手数ですがメールをご確認ください。』
みたいな感じの文章を表示すると思います。
ところが、実際にテストしてみたところ、
『送信完了!』
とだけ小さな文字で表示されていただけでした。
・・・
で、冒頭のくだりになったわけです。
多分、指摘すると、『すみません。わかりました!』と返してくるはずです。
しかし、この類の問題を出してしまう担当者は、是正するのに時間がかかります。
経験上、このような類の問題を出す人は、進め方に変なクセがついているからです。
このような問題が発生する原因ですが、
集中しすぎていて、周りが見えなくなっていることが考えられます。
あるいは、本当に常識を知らなさすぎる?、想像力が無さすぎる?
何れにしても、このような不具合を頻発するPGについては、仕上がりを都度確認するしかないです。
管理というよりは、監視レベルで確認テストします。
そして、都度、
『ユーザーが直接感じる動きや見える部分については、常に常識を意識しなさい!』
『そのためには、常に一歩引いて第3者になって確認しなさい!』
と根気よく、何度も何度も指導します。
耳にタコができるくらい何度も繰り返し、刷り込んでいくしかありません。
意識付けさえできれば是正される問題ですので。
まぁ、仮に是正されなかったとしても、くどくど言えば経験値として加算されると思います。
そうすることで、同じようなシチュエーションでは、同じ失敗はしないと思うので。
それにしても、当の本人より管理する側が非効率であり、なにより非常に疲れます。
目下のところ、仕上がったものを1つずつこちらでテストし、問題を丁寧にフィードバックしています。