現在、製品企画支援のご依頼を頂戴しています。
メーカーに勤めていたころは、自社製品(ソフト製品)の開発を行っていました。
独立してからも製品やサービスの企画、開発、立ち上げを何度か行っています。
自分達の製品を育てていくことは楽しいものです。
受託開発でお客様の困りごとを解決することとは違った楽しさがあります。

メーカー時代は、正直恵まれていたと思います。
本来、開発部が直接体験することのない製品企画に携わることもできました。
通常は、決める過程は参加することなく、方針確定したものを新製品開発します。
自ら新しい製品を企画し、自ら開発できたことは本当にラッキーでした。

自分で一から企画提案するMy商品は、思入れもあり感情移入ができます。
メーカー時代は、My商品でないと製品開発なんて面白くないと思っていました。
しかし、独立後は、そんなこともなくなりました。
My商品であろうとなかろうと関係ありません。
ともにゴールを目指してものづくりすること自体が楽しいと思えるようになりました。

今回は、自分で一から企画提案したMy商品ではないです。
My商品でない方が客観的に見れるため、変な思い込みがなくなります。
変なこだわりや、変な方向を向かなくて済むと思っています。

さて、まずはターゲット市場を定めること、およびニーズの把握です。
ニーズから課題の抽出、仮説検証など、やるべきことも色々とあります。
(やり方や手順について、状況によって色々とあると思います)
そのうえで、裏付けをとりながら売上計画(何年で回収できるか?)を作成する。

最初の企画段階が一番難しいと思っています。
ここがはっきりすれば、製品の方向性(開発ロードマップ)は自ずと見えてきます。
チーム内の合意形成もすんなりいくと思います。
製品スペックの確定の段になって、見えている外(顧客など)により綱引きが生じるかも知れません。
が、ここまで来る何と大したことではないと思います。

まだ始まったばかりですが、今後を考えると非常に楽しみです。
このようなワクワクする機会を頂戴し、大変に感謝です。

可能であれば、
何回かにわけて製品開発(上流工程)に関してお話したいと思います。