事業戦略の立案等において、SWOT分析という便利なフレームワークが存在します。
確かに非常に便利な整理方法だと思います。色んな用途でも活用されてるようです。
人材育成の現場でも使われているようです。

先日、開発メンバーに、
『常に自分自身をブラッシュアップすることを心掛けてください。』
『そのために、まずは自分を客観的に分析してください。そのうえで・・・』
『強みをどう生かしていくか?弱みをどう克服するか?を考えてください。』
『特に、弱みの克服も積極的に仕事に入れるようしますので考えてください!』
と、開発進捗確認の場等でお話をさせてもらってたのですが・・・

ところが、
新年から案件のお話がどんどん舞い込んできています。
経営的には非常にありがたいことです。
一方で、開発現場はどんどんタフな状況になっていきます。
できるだけ多くの案件をこなしていくためには、
開発プロジェクトのメンバーをより流動的にしていく必要が出てきています。

で、メンバーには申し訳ないのですが・・・
『沢山の案件を効率よくまわすために、皆さんの強みを活かすことを優先します。』
『ごめんなさい。』
と、新年早々からお話をさせてもらいました。

『今年ことは弱みを克服したい!』と、考えていたメンバーには申し訳ないですが。
効率的に運営するために、強みを活かした体制は仕方のないことです。
でも、メンバーにはあえて言わなかったのですが、
地味な話でもメンバーの育成になるようなことは常に考えつつの運営は行うつもりです。

まぁ、SWOT分析の話だけで止めておいても良かったのですけど・・・
実際に余裕が無くなってくると、弱みの克服など、できなくなってくるわけです。
『口で言うのは簡単で、実際にはできないよ!』となってくるわけです。
なので、正直に方針転換を説明しました。

それに、流動化を成功させるために最も重要なことは、
『メンバーが同じ方向を向くことができる一体感を作り上げること』
ですから、正直ベースで話をしました。